ケアマネさんが転職したい時ってどんな時ですか?転職は、ご本人が今の職場に不満を感じること、より良くしたいと思うところから始まると私は思います。
不満や要望は「業務内容」、「やりがい」、「給与」、「人間関係」、「勤務時間」、「研修・教育体制」、「福利厚生」など数多くの条件から生まれてきます。
実は、私は前の職場で「人間関係」や「意見の通りづらさ」、「業務に対しての給与の低さ」で悩んでいました。
その不満を解消したいと始める転職活動ですが、求人情報を眺めるだけでは本当に望んでいる職場に出会うことが難しいのをご存知でしょうか。今回はケアマネさんが自分に合った職場探しをするための4つのコツをお伝えしていきます。
4つのコツを知れば、転職や現状を変えられるかもしれません。
ケアマネが転職する際に登録すべきサイト2つ
資格・経験を生かして好条件で転職
介護専門求人サイトかいご畑
ネットだけにしか乗っていない求人が多くあります。かいご畑は、就職が決まったら好きな資格を0円で受けられる特典付きの転職サイトです。
残業がなく、有給休暇を取りやすい職場の求人だけを選りすぐり紹介している転職サイトです。実際にこのサイトを使って転職された方に転職先を評価してもらいより良い職場の情報を提供しています。
また、転職のアドバイスをする方が、実際にその職場へ行き、職場の雰囲気を直接確認しています。また、採用担当者に「有給の取りやすさ」「残業時間」などを直接聞き取りを行って得た情報を元に求人を出しているサイトです。
ケアマネの転職には自己分析が有効な話
なぜ自己分析が必要なのか
自己分析は、「自分の強みを生かせる仕事内容」をはっきりさせることが出来ます。
自分のできることをはっきりさせることで、仕事における満足度も向上し、幸福度も上がります。
私も転職する際には、自分はどんな仕事がしたいのかよく考えました。「自分にできることは何があるか」「本当にしたい仕事は何があるか」などをゆっくりと考えました。
自己分析のやり方について解説をしていこうと思います。
自己分析のやり方
スキルや得意な部分を棚卸する
箇条書きであなたが経験したことやできることを書き出してみましょう。例を記載しましたので上から順番に答えてみてください。
- 経験した職種は何ですか?
- やってきた業務や課題は何がありますか?
- 一番印象に残った仕事はありますか?
- 仕事をしていて、喜びや感動を感じた経験はありますか?
- 仕事の参考書としてどんな本を読みましたか?
- 仕事の上で、あなたが一番詳しいと思える分野はありますか?
- 主にどんな人たちと関わりがありましたか?
- 大きな喜びを得た経験、つらかった経験はありますか?
- 周りの人に永遠に話し続けられる話題はありますか?(手芸、音楽、子育て)
- あなたにしかできないことはないですか?(手話、体を痛めないようにする介助方法)
- どんな人づきあいがありますか?
- 周りの人が経験したことのないようなことはありますか?(日本の山は大体登ったなど)
- 他の人にしてあげて、喜ばれたことはありますか?(PCの操作、福祉用具のアドバイス)
- 今まで、他の人からどのように褒められましたか?(友達想い、コツコツ仕事する)
- 10代、20代、30代などそれぞれの年代で打ち込んできたことはありますか?
- 苦手だなと思うことはありますか?
仕事において大切にしたい事を棚卸する
仕事でこれは外せないなということを書き出してみましょう。
これをすることで後の志望動機を書くときに参考になりますよ!
- やりがい、モチベーション
- 給料
- 人間関係
- 業務内容
- 福利厚生
- 有給休暇の取りやすさ
- 残業
ランキングを付ける
スキルの棚卸や仕事で大切にしたい事を書き出したら、条件を1位、2位、3位……とランク付けしてみましょう。
「これは必要だな」と「不要だな」と思うものに分かれます。希望条件の具体化は、職場選びのイメージをより明確にしてくれます。
自己分析内容を整理する
自己分析の内容を整理してみましょう。整理する目的としては、面接官に「○○さんはこんな人なんだ」とアピールできる武器を作る、面接のときに焦らない。の2つだと思います。
- 「過去の経験から熱意をもってやり遂げたこと」
- 「長所」
- 「短所」(失敗エピソードと克服の努力もセットで)
- 「志望動機」
エピソードも思い起こしているので、実際にあった話を絡ませて回答ができると思います。初めて聞く側も実際に合った話を聞くとイメージが湧きやすく印象に残りやすいです。
ケアマネの転職において履歴書と経歴書の書き方
あなたがどんな人なのか、面接担当者は限られた時間で知り理解する必要があります。面接をサポートする材料のひとつが履歴書です。今までどこで何年働いていたか、何をしていたのかを大まかに知ることができる資料です。
よくチェックをされる項目
- 住所は通勤可能か
- 職務経歴や資格は募集職種の関連性があるか
- 転職回数は多すぎないか
- 丁寧に記入されているか
履歴書は求職者の方の大枠となる部分を外形的に伝えるためのものなので、シンプルな分誤字脱字のミスが目立ちやすいです。書き終わってからも何度も確認を行い、間違いがないようにしましょう。
自由欄には弱みを書きましょう
履歴書にある自己PRの欄、何を書くか迷ってしまって差し障りのない文章を書いていませんか?せっかくの自由記入欄を活かしましょう。
書く内容は、自己分析で出てきたことを書くといいと思います。例えば、失敗したことや弱みについて書いて、それをどうやって克服したかについて書くと面接官から興味を持ってもらいやすいです。
面接官は、あなたを雇うことでどんな利益があるのかについてみています。例えば、「あなたにとって失敗はどの程度か」「失敗から逃げずに立ち向かう責任感はあるか」などメンタル面の強さをみられることが多いです。
なぜならば、「雇ったがすぐにやめてしまった」ということは雇用主からすると入社手続きなどの費用が掛かっただけで不利益になるからです。
雇用主にとって、「不利益にならない」という一番気になるところを突破できるので、自由記入欄には失敗や弱みを乗り越えた経験を書くといいと思います。
自由記入欄のポイントは結論から書く
とはいえ、文章書くの苦手だなと思う方はいらっしゃると思います。そこで、文章を書くのが苦手な人でも簡単に作成術を紹介します。それは「結論➡エピソード➡結論の言いかえを書く」です!
➡面接は時間がない状態で面接官に情報を伝えるためです。
記入欄を見た瞬間に「○○さんは××ができる」とわかると一番いいです。私が実際に転職する際に書いていた自由記入欄を記載します。
トラブル等による顧客のクレームに対し、迅速に誠意を持って対応することで問題を解決する経験を積んでおります。(結論)
福祉用具をご利用いただいている方から、「あなたのところのベッド、急に動かなくなったんだけど!!」というクレームがありました。
依頼を調整し、30分以内にその方のところへ急行しました。点検の結果は特に異状はなかったのですが、お話を聞くと「電化製品はよくわからないから怖くてあまりさわらない」ということでした。そこで、再度その方にベッドを使う上での注意事項や操作方法をすべて説明しました。説明にご納得いただけたようで、その日に事務所あてに、その方からのお褒めの言葉を頂くことが出来ました。(エピソード)
以上の事から、私は素早い行動と丁寧な仕事によってクレームを感動に変化させることが出来ます。(言い換えた結論)
このように書くと、面接官もわかってくれやすいです。
転職面接においてケアマネが見られる5つのポイント
職場探しをする際にいろいろな希望があるのと同じように、採用する側にも求職者に対して希望や条件があります。面接官の方は、求めている条件に対して求職者の方がそのポイントを満たす方かどうかを見極めています。
「雇われるためにどうするか」、ではなく採用する側が求める役割を果たすことを理解することで採用側に「雇うことでこんな利益が得られます」とアピールできます。
第一印象
見た目、表情や声の出し方はよく見られるポイントです。人の印象は、話している内容よりも、見た目や声で判断されることが科学的に証明されています。
面接前には、鏡で自分の姿を見ましょう。服は乱れていないか、笑顔はつくれているか確認しましょう。ちなみに笑顔を作ると脳が緊張を解いてくれるので笑顔の確認は面接前に行いましょう。
他には、マナーがよいかも見られる場合もあります。例えば、入室時にノックを3回しているかなどです。2回はトイレに人が入っているか確認する動作なので注意しましょう。
受け答えがしっかりとしているか
受け答えがしっかりしていないと、自信がないように見えてしまいます。自信のなさはメンタル面の弱さを伝えてしまう要因になるので注意した方がいいと思います。
自己分析編で思い出したエピソードがあるので受け答えの緊張は軽減できているのではないでしょうか。「面接官とお話ししに行く」といった感覚で面接に臨むのも普段のあなたをアピールできますので有効だと思います。あと、笑顔をお忘れなく。
仕事に対する意欲・積極性
面接官からのよくある質問として「なぜうちで働きたいの?」があります。これは、志望動機を考えているはずなので、丁寧にゆっくり志望動機を話せばいいと思います。
「別にうちでなくてもいいと思うけど」など意地悪な質問が飛んでくる場合もあります。そこはあなたが「転職先の○○といったところに惹かれて、○○の分野で私の○○といったスキル、職種が生かせると思ったからです」と答えると面接官も納得してくれるでしょう。
経験・スキル
経験やスキルがあるかどうかについて見られます。これは、履歴書を元に面接官が質問してくる場合が多いと思います。自己分析編で思い出した自分の経歴などを素直に話しましょう。
素直さ・誠実さ
面接では人格を見られる場合が多いです。「話を面接官の目を見て話できているか」などがチェック項目の1つになると思います。目を合わせないと「何か後ろめたいことがあるのかな」ということになります。
目を見ることが苦手なら、相手のまゆげとまゆげの間(みけん)を見ましょう。もしくは相手の首元をみると目線は相手に向かっているので相手は目を合わせていると錯覚してくれます。
ケアマネが円満退職する方法【気持ちよく転職しよう】
1~2か月前に直属の上司に退職日の相談をしましょう。円満退職するなら早めの相談がよいと思います。正社員の方なら、退職する日の14日前に退職願いを出すことでどのような場合でも退職することができます。
期間の定めのない労働契約の場合は「退職届」を提出する事によりいつでも労働契約を解除する事ができる。これを任意退職と言う。解除の時期は、原則として民法第627条第1項により、解約の申入れの日から二週間を経過することによって労働契約の解除(解約)となる。
ウィキペディアより引用
転職前にはケアマネ業務の引き継ぎをしましょう。利用者さんの情報ややっていた業務の細かなところを伝えましょう。分量が多い場合は、文章にまとめて提出しておくのもいいと思います。
転職前に返却物の用意と必要な書類をもらいましょう。返却するものとしては、制服、社員カード、健康保険書、個人情報が記載されたものなどです。
健康保険証は後々の申請で情報が必要になってくる場合があるので、スマホのカメラで撮影しておくか、コンビニなどでコピーを取っておきましょう。
転職前の必要書類としては、年金手帳や離職票、雇用保険被保険者証、源泉徴収票などが必要になってくると思います。
引継ぎや退職に必要な諸手続きが終われば、職場から円満退職できるでしょう。そして、新しい転職先へのスタートを切ることが出来ます。
ケアマネが転職するために必要なことまとめ
自己分析、履歴書、面接準備、退職前と就職後の手続きの4つが転職する際に必要になってくると思います。
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