この記事は、「文系の就活はどんな風に辛いのか知りたい」「文系だけど就活辛すぎて落ち込んでいる」「理系と比較して就活は辛いのか知りたい」人向けに書かれています。
文系の就活って難しいですよね。私は地方の大学で、文系である経営学を専攻していた学生でした。
しかし、間違った知識と間違った就活の方法で就職活動をしたので、9月末まで内定を1つももらえませんでした。
文系の学生が就活の時に有利になる情報を、包み隠さず書いていますので、参考にしてください。
文系の就活は辛いと言われる理由3選
文系の就活が辛いと言われる理由は、以下の3つあります。
- 理系との面接ルートが違う:理系は学校側から推薦してもらえる
- 専攻と希望する仕事内容との関連性が薄い:専攻と関連性のない企業へ就職できるといった間違った常識がある
- 実績のうそつき大会をしてしまう:文系は特殊なスキルがないため、人柄など誰でも当てはまりそうなことをアピールして、面接官を納得させる競争をしないといけない
私は、経営学を学んでいましたが、「法文学部総合政策学科」という、謎の学科に所属していたので面接で「何している学科なの?」とよく聞かれたものです。
専攻と関係のない企業へ就職できるという常識は、人手が少ない業界に人を集めるための「うたい文句」であったと会社勤めを経験してやっと気づいたんです。
私は、アルバイトとサークルをやっている実績も何もない「テンプレ文系学生」だったので、就活が大変でした。これから3つの理由について詳しく説明していきます。
文系は就活が辛いと言われる理由1【面接ルートの違い】
文系は、書類選考面があって、SPIの知能試験と面接という就職活動が一般的です。対して、理系は、学校推薦によって、書類選考や知能試験が免除されます。
推薦をもらった理系の学生は、学生時代にやってきた実験の内容を企業側へプレゼンテーションすることで、採用の可否が決まるそうです。
理系の友人は、推薦枠を獲得し、就活が解禁されてすぐに、世界的に有名なボイラーの製造をしている会社へ内定しました。
文系は就活が辛いと言われる理由2【専攻と仕事内容との関連性なし】
多くの文系学生が専攻と全く関係のない企業への就職を希望してしまいます。なぜなら、一般的に文系は、専攻していることと、仕事内容が直結していなくてもいいとされているためです。
前提として、就活は「私のスキルが、貴社の○○部門の○○の仕事に、即戦力として生かせるから雇ってください。」というアピール合戦であることを忘れてはいけません。
文系はどこの部門でもいいとされるウソ情報に踊らされて、人文学部の生徒が金融業界を目指したり、経済学部の生徒が、一流企業のエンジニアを目指したりします。
もしあなたが銀行の人事担当者なら、漢文を4年間専攻していた人物よりも経済学部で金融学を4年間やってきた人材の方を採用するはずです。
文系の就活が辛いなら、専攻に関連した会社へ行く
「実績もスキルも付けるのが面倒だ」という人は、あなたの専攻と関連した企業に行きましょう。
なぜなら、あなたの実績やスキルは専攻していた学問の実績をそのまま面接で話せばいいからです。
例 銀行を受ける場合
○金融学専攻学生「金融学を4年間やっていたので、金融学の知識と○○の実績があります。知識と実績は、お客様への金融商品の提案する業務でも生かしたいので、御行で働きたいです。」
×漢文専攻学生「漢文を4年間やっていて、お金によって社会が発展するすばらしさを知りました。そのため、御行で働きたいです。」
経済学や経営学、金融学を専攻していた場合は、商売についての知識があるため、営業職に通りやすいです。社会学専攻ならマスコミ、人文学なら教育やライターなどが内定をもらいやすいでしょう。
専攻以外の分野の仕事をしたい場合は?【経験するか関連させる】
専攻以外の仕事をしたいのであれば、希望職種の仕事を経験するか、共通点を見つけるといいです。
なぜならば、企業に採用してもらうためには、あなたが即戦力になりうるかどうか、企業に感じてもらう必要があるからです。
- 希望職種のアルバイト経験=実績=即戦力になる
- 共通点を見つける分析力=論理が立てられる+相手に説明できる=即戦力
例えば、営業がしたいなら、売り子のアルバイトをすると「人に商品を売る」経験ができます。
共通点を見つけるためには、企業を分析して企業の課題を見つけましょう。有価証券報告書や電話取材で企業の課題みつけ、企業の課題解決にあなたの専攻学問や経験が即戦力として使えるアピールをするとよいです。
私が初めて内定をもらった企業の有価証券報告書に、「地域に密着した営業を展開する」と記載がありました。
面接では「地元を研究した経験から、地域に密着した営業活動を行える」という論理でアピールしていきました。
文系は就活が辛いと言われる理由3【実績のうそつき大会になる】
文系は、特別なスキルや実績があるわけではないので、人柄やない実績をひねり出した自己PRをすごいことであるかのように言う能力が必要になります。
なぜなら、うそつきのスキルの高さは、文系が就職する道の大半である営業職で活かせるため、企業もうそつきが上手な学生を採用するからです。「面接はうそつき大会だ」と言われる理由です。
私自身、サークル活動やアルバイトに明け暮れていたので「うそつき大会」に参加することになり、就活を失敗し、疲れていきました。
もし、あなたが金融関係に行きたければ、FXや株などの金融取引をやってみるといいです。仕事に直結する経験をしているだけで、うそつき大会に参加する必要がなくなります。
人と違う経験をするためには?【自分で稼ぐ経験をする】
人と違う経験をするためには、留学やアルバイトをするではなく「自分で稼いだ経験」を獲得するのが手っ取り早いです。
なぜなら、誰かに依存せず、自ら仕事を取ってきて、値段を付けて売るという一連の流れは、一般企業が行っているすべての商売の基本だからです。
商売の基本がわかれば、あなたが会社組織に入ったとしても、一社員としてではなく経営者の目線で仕事に打ち込めるようになれます。
商売の基本がわかることと、商売を自分でやっていた経験は、他のどの学生に負けない経験になります。
自分で稼ぐ経験をする簡単な方法
「自分で稼ぐ経験なんかどうやってするの?」と思っているでしょうが、学生のあなたならかなり簡単です。稼ぐ経験値を積める方法を書いていきます。
転売してみる【難易度:初級】
転売と聞くとすごい悪いイメージを持たれますが、世の中にあるほとんどの商売が「転売」です。
総合商社は海外から原材料を仕入れ、日本国内に転売しています。卸売り業も、メーカーから仕入れ、小売り業に「転売」しています。
現在は、メルカリなど個人が販売できる場所がたくさんあります。あなたの家にある不用品をどうすれば高く売れるのかについて考えるのは、マーケティングの実践になります。
不用品に付加価値を付ける具体的な方法は、以下のようなものがあります。
- 商品画像を高画質にして、買い手が見やすくする
- 商品背景を清潔感のある布で覆い、商品を強調する
- 取引回数や高評価を多くして、買い手からの信用を高める
WEBライターをする【難易度:中級】
マーケティングや営業をしてみたいのであれば、Webライターはとてもおすすめです。なぜなら、ニーズを把握する能力が身につけられるからです。
WEBライターは、インターネット上に記事を書く仕事です。インターネットの記事は、読み手の要望満たし、読者の行動を促す記事でなければ誰にも読まれません。
記事を読んでもらうために、記事を書く際は、「どういった読者が想定されるのか」「読者にどんな行動をして欲しいか」について考える必要があります。
WEBライターをすることで、営業やマーケティングに必要な「顧客ニーズを満たす方法」を考える実践ができます。
筆者がライター技術を学び、案件をもらっているところがWeb+Media Schoolです。
学習期間2カ月で、WEBライターとして活躍するスキルを身につけられるだけでなく、ライター案件を提供してくれるため、アルバイトの代わりになりますよ!
気になる方は、下の記事を読むと「Web+Media School」について詳しく解説しています。
プログラミングを学ぶ【難易度:中級】
プログラミングを学ぶと、業務効率の爆上げに繋がるので、おすすめです。
仕事をすると、エクセルへの手間な入力作業などの業務が発生します。しかし、プログラミングを学んでいれば、エクセルへの入力を自動化できるようになります。
その他の入力作業を自動化できるだけでなく、プログラミングのスキル自体が企業の即戦力として役に立つので、学んでみて損しない分野です。
テックキャンプ エンジニアスクールは今かなり熱いプログラミングスクールです。
ビジネス系Youtuber「マコなり社長」が運営するプログラミングスクールで、サッカー元日本代表本田圭佑選手も学びに行った有名なところです。
テックキャンプオンライン勉強会 :オンライン上でいつでも見られるIT分野の無料勉強会を開催中
テックキャンプ エンジニアスクール:プログラミング無料体験会の申し込み案内です
FXや株取引をしてみる【難易度:上級】
自分で稼ぐ領域の中で、難易度は高めです。金融系へや企業調査、コンサルティングなど会社経営に直結する仕事をする会社に行きたいと考えるなら、やっておくといいです。
なぜなら、金融商品を体験しておくと、金融商品の提供時に顧客へのより深い情報提供ができるからです。
自分が金融商品を買って運用した実績を得られますし、金融商品がどういった値動きをするのか深く知ることができます。
ちなみに銀行に入ると投資信託以外の株取引ができなくなるので、やるなら学生の内だと思います。
【朗報】自分で稼ぐ経験は就活において、良いことだらけ
自分で稼ぐ経験は、就活において良いことだらけです。
なぜなら、他の学生がやっていないため、就活において優位性が獲得できるだけでなく、スキルや実績ができるので、スキルや実績が仕事内容と直結する企業へ就職できます。
また、実績が良くなくても、言い換えですごいやつだと思われます。
転職活動の際に私が自己PR欄に書いた例
私「FXで毎月30%づつ増加中」→実態「10,000円を口座に入れて30%ずつ増やしている」
私「卸業を経験。初月で30万の売上」→実態「転売しただけ。利益率10%だから利益は3万円」
毎月増加や30万という数字で興味を持ってもらえます。質問されたら、質問内容に合わせて「経験してきたリアル」を話すだけです。
文系学生の就活が辛いと言われる理由のまとめ
文系学生の就活が辛いと言われる理由は、以下の3つです。
- 理系と採用ルートが違う
- 専攻と関連のない仕事を志望する
- アピール内容が他の学生と似通っているのでうそつき大会になりがち
文系の学生が、就活に成功するためには3つの方法があります。
- 専攻と関係のある仕事へ応募する
- 仕事を経験するか、企業の抱える課題と自分のスキルを関連付ける
- 自分で稼ぐ経験をする
今は、簡単に知識が手に入る時代になっています。人と差をつけるためには「行動すること」が最も大切です。
ぜひとも、辛い文系の就活はしないで、正しい就活をして、希望の企業への就職を目指してください。