この記事ではCOPDとは何かわかりやすく解説していきます。
・COPDの病気をお持ちの方やそのご家族
・COPDとは何か知識として知りたい方
・COPDの方向けに福祉用具を提案したい方
におすすめの記事です。
・COPDの特徴や症状、原因について解説
・COPDにかかった場合、日常で気を付けるべき8つの事
・COPDの方に使ってほしい福祉用具を解説
について本文中で書いていきます。
この記事を読むと症状や気を付けるべきことがわかればCOPDの対策することができます!
体がしんどいなという感覚から解消されるかもしれません。
COPDとは?特徴を一言でわかりやすく言うと
画像は独立行政法人環境再生保全機構から引用
COPD(慢性閉塞性肺疾患:まんせいへいそくせいはいしっかん)とは、長い間ずっと気道が閉じて詰まり、肺への空気の流れが悪くなる病気の総称です。
ずばりわかりやすく!COPDの原因とは
COPDの原因は喫煙と深い関わりがあると言われています。
別名「肺の生活習慣病」とも言われます。
COPDの症状とは?5つの症状をわかりやすくまとめると
・呼吸困難による筋力の低下を引き起こします。
息を吐くときに肺から出る空気の量が減り、長い間気道がふさがった状態になります。
それにより、家に引きこもりがちになり、手足の筋肉が弱くなっていきます。
・酸素不足による血液が濃くなる多血症や血液を心臓が送り出しくくなる心不全を引き起こします。
進行してきた症状です。少し体を動かすだけで酸素不足になり、心臓に負担を与えてしまうことから症状が起きます。
治療をしないでいると肺の機能は急速に低下し、寝たきりで酸素の出る機械を口にずっとつけなければいけなくなります。(酸素療法)
・風邪をひくとなかなかすっきりしなくなります。
肺から出る空気の量が減るのですっきりした感覚になりにくいそうです。
・寒くなると、いつまでも、せきとたんが続きます。
・冷たい空気を吸うと息切れが強くなります。
寒い日や曇りや雨の時には体調が悪くなることが
2015年にBioMed Central Limited(英語記事です)という機関の研究によってわかりました。
COPDのかかりやすい年齢とは?患者数と合わせてわかりやすく解説
2014年厚生労働省調査では、発症率は40歳以上で高くなり、患者数は26万1千人いるとされています。
COPDにおいて日常で気を付けるべきこととは?8つに分けてわかりやすく
・風邪にかかった状態で患者さんと接しないようにしましょう。
気道が詰まっており、症状が悪化する可能性があります。
・手指の消毒を行いましょう
風邪などの感染症で症状が重くなる可能性があるためです。
・症状が軽い方から中度の方はあまり安静にしないようにしましょう。
安静にしすぎると筋力が弱り、寝たきりになってしまいます。
・酸素療法の利用者の場合、お医者さんの指示があれば、常にベッドの背中部分を上げた状態でもいいです。
肺の動きを助ける器官である「横隔膜」が動かしやすくなります。
ベッドの背中部分を上げた時、15度から30度が目安です。(セミファウラ位について詳しく)
・症状の中度の方や重度の方には体に負担をかけすぎないようにしていただきましょう。
心臓の機能が落ちているので、状態が悪化する場合があります。
・酸素療法をしている方への訪問時は電源コードを勝手に差し替えないようにしてください。
福祉のサービスを提供されている方向けの注意です。
何らかで電源コードを抜く必要がある際は注意してください。
・COPDが進むにつれて前かがみで呼吸を行う方が楽だと感じる方もいらっしゃいますが、空気が肺にたまり続けるため、時間の経過とともに肺がふくらみ、指先や唇が青くなるチアノーゼになることがあるので注意しましょう。
・衣服の着脱時にはいすに座るなどして、なるべく前かがみにならないような姿勢で動作しましょう。
チアノーゼを起こす可能性があるためです。
わかりやすい解説!COPDの方に使っていただきたい福祉用具とは?
症状が軽度から中度の方
じっとしすぎると寝たきりになるので、適度な有酸素運動が必要です。
状態に合わせて歩行を支援するといいでしょう。
室内移動の場合
・手すり
移動する際に支えがあると疲れてもつかまって休憩ができます。安心感も出てくると思います。
・歩行器
固定型や馬蹄型歩行器、ハンドル型歩行車を状態に合わせて選びましょう。
前かがみの姿勢はなるべく作らないようにしましょう。
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屋外移動の場合
・歩行器
酸素を吸い込む器具をお持ちの方のためにかご付きの歩行器が望ましいです。
歩く際のバランスには注意してください。
・車いす
息切れをすぐしてしまい長距離の歩行が難しい方は車いすや電動式の車いす(電動カート)を使っていただくのもよいと思います。
その場合でも、できる限り有酸素運動は必要だと思います。
重度の方
座った姿勢を保つことが難しくなってきたら楽に過ごせる方法をみんなで考えましょう。
ベッドは背中を上げる機能とベッドの高さを上げられる2のモーターがついたものか、背上げ機能と高さ調節機能に加えて、足上げの機能が付いた3つのモーターがついたものがおすすめです。
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ベッド上で食事をとられる方は、楽な姿勢を作りやすい3モーターがいいです。
背上げ機能を使って、セミファウラー位角度にすると呼吸がしやすくなります。
ベッドから車いすなどの移動用具へ移動する際は、移動用のリフトやスライディングシート・ボードと呼ばれる乗せ換え専用の道具を使いましょう。
本人も介護する人も力を入れずに移動できます。
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